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May 24, 2006

魔窟

  『ハレ晴れまぶしっ((・∀・)イイ・アクセス)』
  −−−−−

高校時代の数学の教科書を探して、魔窟と称される開かずの扉を開けたのだが、そこにはやはり魔窟という名に相応しい光景が広がっているのであった。そこにはキハールや、へイズル改や、フルドトや、へイズル2号機や、フルドトがまるで小学生のテトリスのように積上げられており、俺の行く手を阻んでいる。

それらのゴミだか、ガンプラだか、国宝だかわからないモノをバケツリレーのようにピストン輸送した。ようやく、教科書の入っていそうなダンボールまで辿り着き開けてみると、マリオペイントの箱が懐かしい姿を覗かせた。

「・・・・・」

どうやら、このダンボールには、俺の求める教科書はないらしい。その奥のダンボールをとり、開いてみるとそこには教科書がぎっしり詰まっていたのだが、目的の数学の教科書だけはすっぽりと抜けている。

「・・・・・」

ふと、開かずの扉の横を見ると、そこには数学の教科書がCDの山の下敷きになっている。今思えば、数学の教科書だけは今後も使うだろうとわかりやすいところに出してあったのだが、そんなことは3歩歩いただけで忘れてしまう鶏のようにすっかり忘れていて、無駄な労働力と時間を費やし部屋を散らかすだけ散らかしたのだった。

もしこの世にタイムマシンというものがあったのならば、俺は迷わず扉を開ける前の俺の元に行き過去を変えさせるだろうね。

投稿者 speedster : May 24, 2006 02:15 AM

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